先日、Googleがモバイル版とPC版のインデックスを分離して、モバイル版を優先するという話がネット上に流れました。
【参考URL】
http://www.web-planners.net/blog/archives/000210.html
Googleが検索エンジンのボスということは常識になっている今、
Googleの発言=検索エンジン(SEO)のルールに新たに変革が起こるという訳ですから、Web業界に関わる人からしたら一大事です。
その内容とは・・・
これまではPC向けページの評価の基準で、モバイル向けページの評価は二次的なものでした。
それが逆転します。
モバイル向けのページが第一になり、PC向けのページが第二になります。
その理由は、モバイルからの検索の方が多いからです。
色々調べてみたところ、下記のケースが影響を受けるみたいです。
・RWE(レスポンシブウェッブデザイン)は影響ないはず?
・PC向けのページしかないサイト
・モバイル向けページの場合、PC向けページに比べ、コンテンツを省略しているサイト(モバイル向けにページの構造を単純化していること)
・モバイル向けとPC向けとで別々のURLを使っているサイト
今までの常識が全く覆された訳ではありませんが、今は様子見の会社が多いみたいですね。
そして、ここから朗報。
古くからあるPC版しかない競合サイトに検索順位で負けているお客様にとっては大きなチャンス!!
弊社では、WordPressで完全レスポンシブデザインという方法もありますので、一度ご相談ください。
SSL化も一緒に考慮して、成果を出すために、一緒に良サイトを作りましょう。
金子国義+向井理依子展へ
時空を超えた巨匠画家とフランス額装のコラボ。
10月9日(日)〜16日(日)までアートギャラリーColléにて開催された個展、
金子国義+向井理依子展に行ってきました。
金子国義氏とは、日本画家であり、不思議の国のアリスの挿絵等で有名な人。
2015年3月17日未明に死去された。
金子氏の作品は、美をとことん追求し、「耽美的」であり「官能的」な世界。
私自身、大学時代にデカダンスな雰囲気の芸術にはまった記憶が懐かしい。
金子氏の作品を額装したのは、額装家の向井理依子さん。
「フランス額装...ENCADREMENT(アンカードルモン)」という言葉をご存知ですか?
絵やポストカード、版画、オブジェなどをより引き立たせるために、作品の周りのマットや額とコーディネートすることなのだとか。
フランスでは、伝統的に多くの人に親しまれていて、額装そのものが、アートとして認められています。
額装家の国家資格さえあるほどです。
普通では理解し難い世界観に『フランス額装』というまた違った世界観から真っ向向き合った理依子さんの作品たちは、どれも凄かった。
1Fは、アリスの挿絵やATSUKI ONISHIのポスターなど展示されお洒落な雰囲気。
実は地下にこそ、この個展の最大の魅力が詰まっていました。
一気に空気が変わる。
金子氏+理依子さんワールドにどっぷり浸かることとなります。
撮影OKだったので、百聞は一見に如かず、まずは一部作品たちをご覧いただきましょう。
(スマホだったので、光が映り込んだのが残念)
入り口から順に作品を観て行くと、最初は可愛らしいものだったのに、どんどんとアンダーグランドな表情に変わって行く。
理依子さんに一つ一つの作品について説明をもらった。
金子氏の芸術に真っ向向き合ったからこそ完成された額装たち。
その一つ一つが手作業で、二度と同じものは作れないオリジナルばかり。
なんて貴重なんだろう。
素晴らしいく美しい。
やはり、どの作品も既に買い手が付いていた。
ポスターや書籍が販売されていた。
世界に27部(?)しか発売されていない冊子。
可愛い挿絵とは裏腹に、どのストーリーもシュールなものばかり。
もうちょっと手の届きやすいお値段だったらぜひ欲しい一冊。
開催場所が地下という時間が分からない場所のせいか、気付けば3時間は軽く過ぎてた。
一通り作品を堪能した後、理依子さんと個展に訪れた人たちと「どうして日本人はパリに魅かれるのか?」「センスは経験の蓄積」など、プチ芸術討論会。
芸術の秋を堪能。
いただいたお菓子は、『パン・デビス』というフランス菓子。
見た目とは違い、香辛料が効いたちょっと変わったお菓子。
人によって好き嫌いはあると思いますが、美味しかった〜。
日本では中々口にすることができない貴重なフランス菓子だとか。
今回の個展の印象は、妥協の無い「美」への追究。
仕事や何げない日常の過ごし方など、良い刺激をもらいました。
購入したアリスのポスター2枚。
さて、家のどこに飾ろうか。
考え迷うのも、また楽しみの一つです。
フォントのホント 其の一
フォントのホント 其の二
そして、続きは4人の方によるLT。
その中でも、windowsユーザー目線のWEBフォント事情や、
無料お勧めWEBフォントなど有益な情報盛りだくさん。
直感的に操作できるオープンソースCMS「concrete5」
ちょっと本格的に学び、実際取り入れてみたいな。
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そして、最後は・・・
NO.3 読みやすさ、伝わりやすさのためのテキストの扱いアレコレ
鷹野 雅弘さん(スイッチ)
鷹野さんは元々グラフィックデザイナーからスタートされたようで、その内容はよりDTPに近いものでした。
基本の3つのルールは「文字原稿」「フォント」「組版」。
グラフィックデザイナーでもある私は、「現場あるある」的な話がとても印象深く、「鷹野さんみたいなすごい人でもそうなんだ〜」と共通項を見つけては思わず嬉しくなりました。
しかし、この方こそ「The king of fonts」ではないでしょうか?
保存しているフォント容量だけでギガを超えているという超驚きの事実。
「社員さんに気に入ったフォントがあれば好きなだけ購入しても良いよ」という太っ腹。
スイッチの社員さん、幸せすぎるでしょう。笑
そんな鷹野さんだからこそ、フォントやデザインに関するお話はとても重みがありました。
鷹野さんお勧めの本はこちら↓
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なるほどデザイン
筒井 美希著
【目で見て楽しむ新しいデザインの本!】
「デザイン=楽しい」を実感できる新しいデザイン書籍。デザインする上で必要な基礎、概念、ルール、プロセスを、図解やイラスト、写真などのビジュアルで解説しています。現場で活躍しているデザイナーが身近にあるわかりやすいものに例えたり、図解、イラスト、別のものに置き換えて見方を変えてみたり...豊富なビジュアルとともにわかりやすくひも解きました。楽しみながらデザインのあれこれがわかり、「なるほど!」と思える内容が盛りだくさんです!(アマゾン解説より引用)
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後、イラレCCの裏技情報は即席お役立ち情報でありがたかったです。
結論:
■世界観に合う適切なフォントを使う。
■時代のムードは大事。数年経っても古臭くならないかどうか。
■認識しやすさ、読みやすさとは、誤読を避ける気遣いである。
そして、最も共感したのが・・・
適切なフォントを選択すると、フォントの存在感は消える。
其の一の冒頭にも書きましたが、
DTP出身の私がWEBデザインを始めるにあたり、すぐ目に付き、イライラしたものはWEBフォントの悪目立ちでした。
サイトの世界観(ビジュアルデザイン)がいくら美しくても、テキストのWEBフォントで全てが台無しでした。
料理一品を作るのに、材料がいくら良くても、お水が良くないのと一緒です。
最近はWEBフォントを選択し、世界観を統一することができるようになりましたが、まだまだ課題は多くあると思います。
弊社には、現サイトの課題を「デザイン」を用いて改善したいと希望するお客様が多いです。
お客様の世界観を的確に伝えるフォントを選んで提案する。
お客様のためにも、WEBフォントの提案は不可欠であり、今回のセミナーはとてもためになるものばかりでした。
第30回リクリセミナー「フォントのホント」で、すっかりフォントの世界にはまってしまったようです。笑
また1年後にでもWEBフォント最新事情について学びたいな。
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〈番外編〉
セミナー後の懇親会にて。
関口 浩之さん(ソフトバンク・テクノロジー株式会社)に、『文字の歴史』についてお勧め書籍を教えてもらいました♡
じっくり拝読してみようと思います。
関口さん、ありがとうございました。
文字の歴史(「知の再発見」双書)
ジョルジュ ジャン (著)
フォントのホント 其の一
フォントのホント 其の三
次は、フォントといえば・・・大御所のモリサワさん。
No.2 文字・書体のひみつ ~フォントの裏側教えます
高桑 剛さん(株式会社モリサワ)
DTPでもモリサワさんにはとってもお世話になりました。
セミナーでは、一種類のフォントができるまでの5分ほどの映像を観ました。
感想は・・・モリサワフォントは高くない!!
この書体ができるまでの映像を観た後は素直にそう思いました。
それほど、時間と人数と手間と高い専門スキルが費やされているのです。
さすが、モリサワさんです(≧∇≦)b
より現場のイメージがしやすい配慮からか、実際使用されている方眼紙が配られました。
他にも「文字は情報を伝えるための記号」ということで、コンピューターの中ではグリフID(管理番号)を付け管理しているなど、普段では知ることができない貴重な裏話を聴けました。
モリサワさん独自調査のフォント事例紹介、こちらもとっても勉強になります。
お客様に提案する際、とても参考になるサイトばかり。
今までは、正直「高い!!!!」と感じていたモリサワフォント。
けれど、裏の裏までの魅力を知ってしまうと・・・
自社サイトに早速使ってみたくなる衝動を抑えきれません。笑
モリサワさん自体でもセミナーを開催しているみたいなので、今後はそちらに参加もしてみたいと思います。
結論:
ターゲットや商品の世界観に合わせて書体を選ぶことが必要。
1〜2年後には、もっとwebフォントが普及しているはず!!
適切なフォントを選択すると、フォントの存在感は消える。
2016/10/01(土)に第30回リクリセミナー「フォントのホント」に参加してきました。
WEB業界では珍しい『フォント』がテーマのセミナー。
DTPの世界では、『フォント』はとっても重要な要素でして、経験1年目すぐに徹底的に文字詰めや文字組を叩き込まれたものです。
けれど、WEBの世界はユーザーが使用する環境によって画面表示が違ったりするので、『フォント』に関しての認識は甘いイメージがありました。
が、ここ最近、WEBフォントを抵抗無く使えるようになり、その流れはDTPに近づいてきたように感じます。
グラフィックデザイナーでもある私としては、WEBデザインをする上で、ずっと気持悪いと感じていた『フォント』が改善されることに大きな期待を持ちつつセミナーに参加しましたヽ(*^^*)ノ
セミナー開始前。
フォント愛溢れるスライドが早速沢山流れていて感動。笑
そして、セミナースタート!
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No.1日本語webフォント最新事情
関口 浩之さん(ソフトバンク・テクノロジー株式会社)
文字の歴史の講義。
約5,000年前に文字が誕生したと言われています。
第一次〜第三次情報革命と時代を分け、文字の辿った歴史解説はとても面白かった。
普通に学校の授業レベル!!
歴史に続き、関口さんオリジナル調査の元、
webフォント人気書体、業界別webフォント普及率、業界別好まれるwebフォントなどなど、現場ですぐ応用できそうな美味しい情報盛りだくさん♡
結論:
日本語webフォントはマルチでバイス時代の新しい絵の具!
つまり、コンテンツが何を訴えるのか→それに相応しいフォントを選ぶことが大事なのです。
フォントのホント 其の二
フォントのホント 其の三
こんなに繊細で力強い切り絵を見たことがない。
足を運ぶ度に新たな表情を見せてくれる。
また新しい次の世界に触れたい。
芦屋市にあるアートギャラリーcolléにて、切り絵ユニットariの個展に行ってきました。
切り絵でも、こんなに細かく繊細なのに力強い作品に出会ったことがありません。
とにかく線1本1本が生きているみたいで、一つの作品の躍動感が凄い!!
作品は宮崎さんの頭で浮かんだものをそのまま絵にし、
それを相方のrieさんが切り取り作りとったもの。
下絵の細かい線一本一本を忠実に切り取り再現。
rieさんは「般若心経」のように無心になれる作業と表現してくださいましたが、本当に無にならないとできない作業と私も思います。
その制作過程の話はとても面白く、厳しいものでした。
1回目の個展訪問は、作品たちのクオリティにただ圧倒されました。
そして、後日もう一度作品たちに会いたくなり足を運びました。
2回目で気付く、作品たちの新しい表情。
例えば、1回目ではこの作品の魅力に全く気付きませんでした。
これをひっくり返すと・・・
中央からハト→トラ→ラッコ→コアラ→ライオン
しりとり!!
簡単なしりとりでさえ、こんなかっこいい世界観にするとは素晴らしい。
他にも隠れキャラが沢山あります。
作者である宮崎さんやrieさんやスタッフさんたちと「あーでもない こーでもない」と語り合える気軽さがとても面白い。
宮崎さんは「正解はありません」と言って、私や6歳の息子の素人目線の意見にもしっかり耳を傾けてくれました。
ちょっと作者本人前に贅沢すぎ。笑
そして、6歳の息子の解釈は大変面白く、やっぱり子供って天才ですね。
宮崎さんから作品の発想のお話などを伺うと、ちょっと私がしているデザインの仕事と似ているところがあり、ちょっぴり親近感が湧きました。
作品以外のイベントとして、宮崎さんに描似顔絵を描いてもらえ、リエさんが作った切り絵フレームに入れてもらえます。
遊び心満載で、息子の似顔絵お願いしちゃいました。
会期中限定で500円というのもポイント高し!!
ちっちゃな子供から楽しめる展覧会。
展覧会スタートからマスコミ取材があったみたいで、今日も◯◯新聞の人がインタビューに来てました。
開催期間延長して10/2に個展終了。
こんなに楽しい個展は久しぶりでした。
宮崎さん曰く、また半年後には個展を開催したいとのこと。
その時も、私も息子と再び遊びに(邪魔)しに行く予定。
次回も「かめはめ波!!!」を一緒にしてもらうぞ!!
9月17日(土)・18日(日)・19日(月・祝)、
いつもお世話になっているMasa Mode Academy of Art様
イラスト展「ART COLLECTION」が開催されました。
今回からオープニングセレモニーと授賞式も催され盛大に。
見応えあるクオリティ高い作品の数々をギャラリーページにて閲覧できます。
芸術の秋、ぜひお楽しみください。
【56期 ART COLLECTION/生徒作品】
http://www.mm-art.com/all_gallery_student/gallery
【56期ART COLLECTIONの人気賞発表!】
http://www.mm-art.com/887