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2016.10.16 良いもの
奇才、金子国義+向井理依子展

金子国義+向井理依子展へ

時空を超えた巨匠画家とフランス額装のコラボ。

10月9日(日)〜16日(日)までアートギャラリーColléにて開催された個展、
金子国義+向井理依子展に行ってきました。

金子国義氏とは、日本画家であり、不思議の国のアリスの挿絵等で有名な人。
2015年3月17日未明に死去された。

金子氏の作品は、美をとことん追求し、「耽美的」であり「官能的」な世界。
私自身、大学時代にデカダンスな雰囲気の芸術にはまった記憶が懐かしい。

金子氏の作品を額装したのは、額装家の向井理依子さん。

「フランス額装...ENCADREMENT(アンカードルモン)」という言葉をご存知ですか?

絵やポストカード、版画、オブジェなどをより引き立たせるために、作品の周りのマットや額とコーディネートすることなのだとか。

フランスでは、伝統的に多くの人に親しまれていて、額装そのものが、アートとして認められています。
額装家の国家資格さえあるほどです。

普通では理解し難い世界観に『フランス額装』というまた違った世界観から真っ向向き合った理依子さんの作品たちは、どれも凄かった。

1Fは、アリスの挿絵やATSUKI ONISHIのポスターなど展示されお洒落な雰囲気。

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実は地下にこそ、この個展の最大の魅力が詰まっていました。

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一気に空気が変わる。
金子氏+理依子さんワールドにどっぷり浸かることとなります。
撮影OKだったので、百聞は一見に如かず、まずは一部作品たちをご覧いただきましょう。
(スマホだったので、光が映り込んだのが残念)

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入り口から順に作品を観て行くと、最初は可愛らしいものだったのに、どんどんとアンダーグランドな表情に変わって行く。

理依子さんに一つ一つの作品について説明をもらった。
金子氏の芸術に真っ向向き合ったからこそ完成された額装たち。
その一つ一つが手作業で、二度と同じものは作れないオリジナルばかり。
なんて貴重なんだろう。
素晴らしいく美しい。
やはり、どの作品も既に買い手が付いていた。

ポスターや書籍が販売されていた。

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世界に27部(?)しか発売されていない冊子。
可愛い挿絵とは裏腹に、どのストーリーもシュールなものばかり。
もうちょっと手の届きやすいお値段だったらぜひ欲しい一冊。

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開催場所が地下という時間が分からない場所のせいか、気付けば3時間は軽く過ぎてた。

一通り作品を堪能した後、理依子さんと個展に訪れた人たちと「どうして日本人はパリに魅かれるのか?」「センスは経験の蓄積」など、プチ芸術討論会。
芸術の秋を堪能。

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いただいたお菓子は、『パン・デビス』というフランス菓子。
見た目とは違い、香辛料が効いたちょっと変わったお菓子。
人によって好き嫌いはあると思いますが、美味しかった〜。
日本では中々口にすることができない貴重なフランス菓子だとか。

今回の個展の印象は、妥協の無い「美」への追究。

仕事や何げない日常の過ごし方など、良い刺激をもらいました。

購入したアリスのポスター2枚。
さて、家のどこに飾ろうか。
考え迷うのも、また楽しみの一つです。


2016.10.03 良いもの
ari展~斬~

こんなに繊細で力強い切り絵を見たことがない。
足を運ぶ度に新たな表情を見せてくれる。
また新しい次の世界に触れたい。


芦屋市にあるアートギャラリーcolléにて、切り絵ユニットariの個展に行ってきました。

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切り絵でも、こんなに細かく繊細なのに力強い作品に出会ったことがありません。

とにかく線1本1本が生きているみたいで、一つの作品の躍動感が凄い!!

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作品は宮崎さんの頭で浮かんだものをそのまま絵にし、
それを相方のrieさんが切り取り作りとったもの。

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下絵の細かい線一本一本を忠実に切り取り再現。
rieさんは「般若心経」のように無心になれる作業と表現してくださいましたが、本当に無にならないとできない作業と私も思います。
その制作過程の話はとても面白く、厳しいものでした。

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1回目の個展訪問は、作品たちのクオリティにただ圧倒されました。
そして、後日もう一度作品たちに会いたくなり足を運びました。

2回目で気付く、作品たちの新しい表情。

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例えば、1回目ではこの作品の魅力に全く気付きませんでした。

これをひっくり返すと・・・

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中央からハト→トラ→ラッコ→コアラ→ライオン
しりとり!!
簡単なしりとりでさえ、こんなかっこいい世界観にするとは素晴らしい。

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他にも隠れキャラが沢山あります。
作者である宮崎さんやrieさんやスタッフさんたちと「あーでもない こーでもない」と語り合える気軽さがとても面白い。

宮崎さんは「正解はありません」と言って、私や6歳の息子の素人目線の意見にもしっかり耳を傾けてくれました。
ちょっと作者本人前に贅沢すぎ。笑
そして、6歳の息子の解釈は大変面白く、やっぱり子供って天才ですね。

宮崎さんから作品の発想のお話などを伺うと、ちょっと私がしているデザインの仕事と似ているところがあり、ちょっぴり親近感が湧きました。

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作品以外のイベントとして、宮崎さんに描似顔絵を描いてもらえ、リエさんが作った切り絵フレームに入れてもらえます。
遊び心満載で、息子の似顔絵お願いしちゃいました。
会期中限定で500円というのもポイント高し!!

ちっちゃな子供から楽しめる展覧会。

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展覧会スタートからマスコミ取材があったみたいで、今日も◯◯新聞の人がインタビューに来てました。

開催期間延長して10/2に個展終了。

こんなに楽しい個展は久しぶりでした。

宮崎さん曰く、また半年後には個展を開催したいとのこと。

その時も、私も息子と再び遊びに(邪魔)しに行く予定。
次回も「かめはめ波!!!」を一緒にしてもらうぞ!!

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